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1ページ漫画の描き方

1ページ漫画の描き方

「漫画を描いてみたいけど、描き方が分からない・・・」

と思っている方って、もしかしたら結構沢山いらっしゃるのではないでしょうか。


最近私は、上の画像のような1ページだけの漫画を描いて
TwitterでUPすることが多いのですが、
1ページ漫画、とても良いです。

何が良いかって、思いついたちょっとしたシーンをすぐに形にすることができるし、
気張らずに気楽に描いて、短時間で完成させられるからです。
長い漫画は、完成させるのに物凄い気力と労力が必要なので・・・。

なので今回は、その1ページ漫画の制作手順を今回は公開してみようと思います。
あくまで自分流の手順ですが、何か手掛かりになれたらいいなあと思います。


CLIP STUDIOは、イラストだけでなく漫画の機能が充実しているので、
漫画を簡単に描くことができます。
というか本来漫画を描く専用のソフトなので、漫画を描かないと勿体ない!
1ページ漫画は気楽に挑戦できるので、是非参考にして貰えたらと思います。

ちなみにここでは ”手順” だけなので、CLIP STUDIOでの枠線の引き方や、
詳細なソフトの使い方などは、割愛しています。




<1ページ漫画の制作手順>


①セリフを入れる。

まずは、頭の中で描きたいシーンを思い浮かべます。
思い浮かんだら、CLIP STUDIOで1ページ原稿を作って、
文字ツールで、入れたいセリフを順番が分かるように適当な場所に打ちます。
※この画像は完成後に撮影したものなので、
すでにセリフの場所がコマ割りに合わせて移動されています。




②ラフを描く。

次に、下描きレイヤーを作り、コマ割りを含めラフイメージを描きます。
セリフの場所を動かしながら、描いていきます。



③枠線を描く。

枠線ツールを使い、ラフに合わせて枠線を描きます。
※この画像は完成後に撮影したものなので、
枠線の一部が消されていますが、本来この段階では消しません。



④吹き出しを描く。

吹き出し用に1枚レイヤーを作って、
セリフに合わせて、ペンで吹き出しを描きます。



⑤線画を描く。

ペンツールで線画を描きます。
私はラフから線画を描いてしまうことが多いですが、
もう1段階下描きをしたい場合は、
下描きレイヤーを増やし細かい下描きをしてから線画を描いてください。

画像のような感じで、修正しやすいように、
登場人物ごとや背景などでレイヤーを分けて描くと、気が楽です。



⑥線画を完成させる。

描き文字を入れたり、
枠線レイヤーをラスタライズして絵と重なる部分を消したりして、
線画を完成させます。



⑥スクリーントーンを貼る。

スクリーントーンツールでスクリーントーンを貼って完成です。




・・・このように、1ページ漫画なら、
わりと感覚的に短い時間で漫画として形にすることができるので、
漫画を描いたことの無い方も、是非気軽に挑戦してみて欲しいと思います^^

CLIP STUDIOのお陰で、かなり漫画制作が身近なものになってきて嬉しいですね。

プロットの書き方

ストーリーものを創作する時には、”プロット”というものをまず作るのが基本です。

けれど、”プロット”とは何か?
一体どういうものなのか?
調べても、人に聞いても、その正体はボヤッとしていて掴めず、
よく分からなくて悩んでいた時期がありました。


『”プロット”とは・・・物語の筋、仕組み、あらすじのこと』

というのが、インターネットで調べると出てくる説明です。
人に聞いても、だいたいこれしか分からないので、
正直言って本当に具体的にどのようにプロットというものを作っていくのかが
全然想像が出来ず、わからなかったです・・・。


でもなんやかんやありまして、今はプロットというものが分かりました。

上の説明に少し修正をすると、

『”プロット”とは・・・物語の筋、仕組み、あらすじのこと。人それぞれに作り方が違う。』

ということでした。

そう・・・人それぞれに作り方が違うために、
その正体がボヤッとしていたわけですね。

要するに、どんな形でも良いから、自分のやりやすい方法で、
ストーリーの大筋を作っておくということです。
それが”プロット”の正体でした。



ですが・・・、人は自由過ぎると、逆に動けなくなるものです。
なので、どんなプロットの形があるか、簡単にですが例として幾つか挙げておきますね。

・ジブリのイメージボードのように、絵で重要なシーンを描く。
・セリフや簡単な状況を文章で書く。
・時系列に出来事を書いておく。
・映画などの脚本のように”箱書き”という方法でシーンごとの出来事を書く。
・全て頭の中だけで作る。見える形にはしない。

などなど・・・。
思いつく限り例を出してみましたが、
もちろんこれだけではなく、自分に合ったやりやすい方法を
ゆっくり探していくのが良いと思います。



ちなみに私は上の例として出した中の、
・セリフや簡単な状況を文章で書く。
という方法でプロットを作っています。
文章はパソコンで打ちます。
色々模索してきましたが、この方法が自分に一番合っているみたいで気に入っています。

実際にどのように書いているか、参考までに載せておきますね。


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アダルトリオゴン学園パロ



1 出会い


小学校から高等学校まである学校。ゴンは中一、ヒソカは素行不良の高三。季節は春、新しい学年の始まり。

そんな明るい未来の始まりの季節だというのに、ゴンは不運に見舞われた。今まで学校へは、家から通っていたのだが、家が火事で燃えてしまい、学校の寮に入ることになったのだった…。

今日は進級式で、学校は午前中のみ式だけで終わりだった。式が終わると、ゴンは学生寮に入る為、支持されている寮玄関前に急いで向かう。「こんにちは。ゴン、だね?」玄関前に着くと、黒髪の背の高い先輩らしき人が待ってくれていて、声を掛けられた。

「こんにちは。はい、俺がゴンです」ゴンは、少し緊張しながら挨拶を返す。「俺はクロロ。君に寮の案内をするように言われている。俺も寮生だから、これからちょくちょく会うかもしれないけど、よろしくな」クロロと名乗る黒髪の男はそう言ってニッコリと笑った。

・・・・

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と、このような感じで書いています。
少々恥ずかしいですが・・・(笑)

何かの手がかりになれましたら幸いです^^

アナログ線が表現できる『CLIP STUDIO』

アナログ線が表現できる『CLIP STUDIO』

最近よく聞く『CLIP STUDIO』。
少し前に買ってちょこちょこ使っているのですが、かなり面白いです。

CLIP STUDIOとは、漫画やイラストを描くことができるペイントソフトです。
パソコン用のソフトでしたが、iPad用も出たそうで、巷で盛り上がっているソフトです。


CLIP STUDIOで、特に何が面白いかと言うと、
アナログにかなり近い線を表現できる所です。


私は長年絵や漫画を描いていて、
ずっと線画は、漫画用の付けペンにインクを付けて描いていました。
紙のざらざら感、付けペンとインクのランダム性・・・。
特に丸ペンがお気に入りで使っていて、それが表現する線が大好きなのです。
そういう気持ちがあって、線にはかなりのこだわりがありました。

なので、何年か前に作業の大半をデジタル化したものの、
デジタルでの理想の線の表現が不可能だったため、
線画まではアナログで描き、それをスキャナでパソコンに取り込んでから、
彩色なりトーン貼りなりをする、という手順で描くことが多かったのです。

ちなみに、これでも色々なソフトを持って使ってきています。
SAI、フォトショップ、ペインター、
あとCLIP STUDIOの旧版のCOMIC STUDIOも使っていました。
それでも、私の理想に近い線を表現することはできなかったので、
デジタルでは無理なんだな・・・と完全に諦めていたんです。


ところが・・・。

このCLIP STUDIOを使ってびっくり。

あくまで自分目線にはなりますが、
自分的に満足できるレベルの、アナログに近い線表現ができるのですね・・・。

「このソフト神だな・・・」
と思いました・・・。

それに、私はまだいじり始めたばかりですが、
カラーイラストの彩色も、水彩ブラシや油彩ブラシなどもすごく使いやすくできていて、
漫画機能だけでなく、カラーイラストも網羅していてすごいですね。

絵を描く方達の間でよく話題になっている理由がよく分かりました。



元からソフトに入っているペンやブラシのままでも充分使えるのですが、
他にもオリジナルのペンやブラシを、ソフトを愛用する方達が無料で多く提供してくれています。
ありがたい・・・。


それで、私が感動したアナログっぽい線画用のペンは、
『ガサ伽サ線画ペン』という無料で配布されているペンです。

参考までに幾つかこのペンで線画を描いたイラスト・漫画を貼っておきますね。
デジタルで描いているのに、ガサガサ感が絶妙で、丸ペンで描いているような描き心地です。
自分的には、もうこのペンで描けば、アナログ丸ペンで描く必要が無いという位の優れものでした。

旅団ゴン 盗んだ林檎
殺人練習クロロ
雪のクロゴン
早くココまでおいで


また、こちらも無料でダウンロードさせて貰ったペンですが、
鉛筆でカリカリと線画を描いている感触で、これも気に入っています。
『カリカリメカニカル / dp-MechPencil』

このペンで線画を描いたイラストも貼っておきますね。

幸せなクラゴン


こんな感じで、無料配布のペンがレベル高くてすごかったです。


配布されているペンや素材は、CLIP STUDIOを開いて『素材を探す』という所から
検索して探すことができます。
色々な素材が配布されているので、見ているだけでかなり楽しいです。


まだまだこのソフトの可能性を知り尽くしてはないのですが、
これからもこのCLIP STUDIO、研究して使い倒していきたいですね。

参考になれれば幸いです^^*

漫画『スケッチブック』を読んで驚いたこと

最近面白い漫画を読みたくて、Twitterで皆さんのオススメ漫画を教えて貰ったんですが、
早速教えて頂いた『スケッチブック』という漫画を読んでみました。

確かに面白くて、一気に最後まで気持ちよく読んでしまったんですが、
それに加えて、私的にはかなりの衝撃がありました。

ここ数ヶ月かで、ハリウッド映画を中心に観て、
面白いストーリー作りの方法を研究していました。
もちろんすごく勉強になって、
面白くて新たな発見の連続だったんですが、
まさかの、それが覆された衝撃でした(笑)

『スケッチブック』は、美術部に入部したちょっと天然な女の子と、
個性豊かな美術部員たちの日常を、四コマ漫画で描いたほのぼの漫画です。
一人一人のキャラがとても個性的で、
それぞれのキャラたちがどのように毎日を過ごしているのかを
読者として観察するのが、とっても楽しいです。

で、ハリウッド映画のストーリー構成の勉強をしていたところだったので、
『スケッチブック』のその構成に驚きました。
全て四コマなんですが、起承転結とか、オチとか、
あるにはあるけど、なんとなくあるかな?くらいの感じなんですよね。
終始ゆったりまったりしてて、オチとかよりも、
楽しい感じでキャラ達の生活を描いている。
そんな感じでした。
でも、面白くて、なんとなくずっと見ていたくなる。

こんな漫画の作り方もあるんだ~と思いました。
漫画家志望をやっていると、
なんとなくついつい、30ページくらいのストーリー漫画を
描こうとしてしまいがちな雰囲気がありますが、
もっと漫画は自由に描いていいはずですね。

この『スケッチブック』の面白さは、
個性的なキャラ、です。
それだけがこの漫画の面白さのほとんどを占めているんですが、
その一つでこれだけ面白くなるんですね。
本当に驚きです……。
シンプルイズベストっていう言葉を思い出しました。

漫画っていうジャンルは、
ぱっと見てすぐ分かるというすごい長所を持っているけど、
あまり長いストーリーが詰め込めないという欠点があります。
例えば小説と比べるとわかるんですが、
私は漫画のプロットを小説のように文字で書くのですが、
30ページくらいの漫画だと、
小説で言えば、ショートショートくらいの情報しか入りません。
下手したらもっと短いかも、といった感じ。

だから、ストーリー構成も確かにひとつの面白さを伝える方法だけれど、
面白さを伝える方法は、ストーリー構成だけではないんだな、と思いました。

漫画は、一人一人の描き手がそれぞれ思っている、
「これが面白い!」というものを分かりやすく伝えようとして出来るものです。
それを伝える方法は、ストーリー構成だけではなく、
色々な方法があるのですね。

ちなみに、何かしらストーリーが入っていた方が、
面白さは増すのですが、完璧なストーリー構成に
こだわらなくてもいいわけです。

この漫画を読んで、このことに気づかされたので、
私にとってはすごく衝撃的だったのでした(笑)


他にも皆さんに色々オススメ漫画を教えて貰ったので、
ちょっとずつ読んでいきたいです。